Our Clinic 各部門のご紹介
検査センター
検査センターは10Fにあり、臨床検査技師の資格を持つ14人のメンバーが採血・検査業務を行っています。
検査項目や採血にご不明・ご不安なことがありましたら、お気軽にご相談ください。
検査室の主な業務は採血と検査業務です。
私達はよく「看護師さんですか?」と聞かれますが、実は看護師ではなく臨床検査技師といいます。
クリニックでは採血と血液検査、尿検査、血球検査、精液検査などを担当し、医師が皆さんの体の状態をきちんと判断できるように、迅速かつ丁寧に検査し、そして正しい検査結果を出すことを心掛けています。
時々追加の検査や再測定をすることもあって、そんな時は診察までに少し時間がかかってしまいますが、それは正しい検査結果をドクターに返すためですので少しだけお待ちください。
主な業務内容
1. 採血
採血予約システムにより、受付後、順次10Fの検査センターにお呼びします。
採血を行うのは臨床検査技師です。採血ブースは5カ所あり、座った状態での採血が不安な方はベッドでの採血も可能です。
皆さんの苦手な採血。痛いし、たまに内出血ができたり…毎回の採血はとってもつらいですよね。
でも今の体の状態を把握するには血液検査がとっても重要です。
(周期や生理日によって採血がない時もありますが。)
失敗をしないよう、なるべく一度で採血できるよう日々トレーニングをしています。
採血で気分が悪くなる方は、ベッドでの採血もできますのでご安心ください。
2. 血液検査
採血後、最新の測定機器3台を用いて40~60分で測定結果をお出しします。
自然周期の体外受精では短時間でのホルモン測定がとても重要となり、ホルモン値をもとに医師が卵の成長具合を判断し、治療方針が決定されます。
当院での検査項目
ホルモン
- ・E2(卵胞ホルモン)
- ・P4(黄体ホルモン)
- ・LH(黄体化ホルモン)
- ・FSH(卵胞刺激ホルモン)
- ・β-hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)
- ・PRL(乳汁分泌ホルモン)
- ・AMH(抗ミュラー管ホルモン)
甲状腺ホルモン
- ・TSH(甲状腺刺激ホルモン)
- ・FT4(遊離サイロキシン)
- ・TPOAb(抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体)
- ※甲状腺ホルモン異常は不妊の原因のひとつになると考えられています。
検査時に異常と判断された方には、専門機関にて治療を行っていただく場合があります。 - ※各ホルモンについての詳細は『不妊治療の基礎知識』のページをご覧ください。
感染症検査
- ・風疹抗体検査
- ・HBs抗原検査(B型肝炎ウイルスの感染を調べます)
- ・HCV3RD(C型肝炎ウイルスの感染を調べます)
- ・HIV抗原・抗体(エイズウイルスの感染を調べます)
- ・TP抗体定性(梅毒の感染を調べます)
※上記の項目の他に血液型や血糖の検査などが必要になる場合があります。
着床障害検査
※感染症や着床障害検査などの検査項目は、院外の検査センターに依頼しています。
そのため当日結果をお渡しできない場合がありますのでご了承ください。
血球
赤血球、白血球、ヘモグロビン、ヘマトクリット、血小板の値を測定します。
3. 尿検査
初診時と卒業時には尿検査があります。
採尿専用のお手洗いがありますので、そこで採尿を行います。
ウロビリノーゲン、ケトン体、糖、蛋白、潜血、pH、比重を測定しています。
4. 精液検査
初診時10Fで検査を行います。
液量、濃度、運動率、正常形態精子率を測定しています。